日本乳癌(にゅうがん)学会は、初めての患者版「乳がん診療ガイドライン」を作成した。
作成委員に患者2人を入れ、最新の医学的根拠に基づく標準的な治療を質問形式でまとめたもの。
治療方針の決定や、不安解消に役立ててもらうのが狙い。
解説書は、「薬物」「外科」「放射線」「検診・診断」「疫学・予防」の分野に分かれている医師向けの専門ガイドラインを、患者の疑問や不安に沿う形で1冊にまとめた。
患者委員が挙げた約200項目の「患者が知りたいこと」のうち、特に重要な46項目を取り上げた。
標準的な手術方法、術後の放射線治療、抗がん剤の副作用に対する考え方などのほか、「イソフラボンの摂取は乳がん予防になるか」といった日常生活に即した疑問にも触れ「予防の可能性を示す疫学調査や動物実験のデータはあるが、まだ確証はない」といった現状を紹介している。
同学会診療ガイドライン委員長の高塚雄一・関西労災病院副院長は「患者の立場や知識量は様々。
今回は情報をどう整理していいか戸惑っている人を想定した」と話している。
今後、患者アンケートを実施するなどして改訂をしていく考えだ。
「乳がん診療ガイドラインの解説」(金原出版、1995円)として出版され、年内には学会ホームページでも閲覧できるようにするという。
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大腸がん
大腸がんは、欧米諸国に多い病気でした。
しかし、近年、日本でもこの大腸がんが急増しているそうです。
その原因は、食生活の欧米化にあるといわれています。
その患者数は、この10年で2倍になっており、今まで日本人のがんでは一番多かった胃がんを追い抜くという予測もあるそうです。
次の症状のある人は注意が必要です。
・血便が出る。
・下痢や便秘を繰り返す。
・残便感がある。
自分では、痔だと思っていたら大腸がんだったというケースも多いようですので、気になる症状のある人は、大腸の検査を受けることが賢明でしょう。
大腸がんは、他の臓器のがんに比べて比較的転移の傾向が遅く、何年もかけてゆっくりと進行するのが特徴だそうです。
初期のころはまったく症状がみられず、症状が現れたときには、ある程度進行している場合が多いので、成人病検診で胃の検診を毎年受けるように、大腸がん検診も積極的に受けることが大切です。
大腸がんは、がんのなかでも食事との関係がとても深いそうです。
食生活を注意することで十分に予防することができます。
脂肪分の摂取を控え、緑黄色野菜や繊維質をたくさん含んだ食事を取ると同時に、定期的な検査をうけることで大腸がんを防ぐことが可能です。
忙しくて、ついつい病院に行くのをためらってしまうという方には、「郵送検診キット」ですぐに検査ができます。
採取した検体と問診票を郵送するだけで、約1-2週間後に検査結果が届きます。→http://www.kenko.com/product/item/itm_6811079072.html
がんは、早期発見・早期手術ががとても重要です。
定期検査が何よりも大切なのです。